「来てくれて、嬉しいよ」

「…どこかのホストみたいなセリフですね」

「そういう君は…前より変わったな」

「そうですか?」

「あぁ。…俺の弟に良く似ている雰囲気」

「弟…いるんですか?」

「…まぁな」

「?」


悠司さんは、軽く目を伏せた。

その表情は…どこか、光に似ていた。




「…話ってなんですか?」

「あぁ。この前…一つ、渡し忘れたものがあったんだ」

「?」

「…この封筒に入っている」

「…はぁ」

「俺の…弟と父の写真だ」

「写真…」



どうして…??