帰り道、あたしは麻里と一緒に帰る。
「莉緒…達哉君、いいの?」
「いいの。
向こうだってさ、この事知ってんだよね、たぶん」
「知ってたら、傷つくと思うけど?」
「そんな素振り見せないし。
だから、大丈夫」
「…」
「ぁ、麻里今度さ服見に行こー!」
わかってる。
麻里が…心配してくれてることぐらい。
「じゃあねー!!」
「ばいっばーい!!」
あたしの一番嫌いなこと。
それは、
勉強でも、退屈な時間でもない。
「…」
家に帰る事…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…