【完】7日間の恋






「…そ、そんなの…当たり前だしっ//」

「ふっ、顔真っ赤ですけど? 莉緒チャン」

「達哉のバーカっ!!///」


顔を真っ赤にするあたしとは真逆に、

腹を抱えて笑っている達哉。

あたしも…自然と、笑みが零れる。


微笑んだ瞬間──



あたしの後を、




光が通った。





あたしは、バッと振り返る。


「莉緒?」

「…いない」

「? 誰?」

「…なんでもないっ!」



気のせいなんかじゃなかった。

なんで…話しかけてくれなかったの?





その後は、達哉と一緒にいるのに、

頭の中は光でいっぱいだった。