「明日で、二学期終わりだなー」
「ぁ、そっか」
「なに、明後日学校行く気だった?」
「い、行かないもん!!」
「ははっ!」
「ぁ、じゃあさ! またプラネタリウム連れてって!」
「プラネタリウム? あんなとこでいいの?」
「うん! あそこ、あたし好き!」
達哉との初デートの場所。
すごい綺麗で、感動したのを覚えている。
「…んじゃ、行くか」
「やったぁ!」
「ってか、入場料300円のとこが好きってっ」
「いいじゃん! お金じゃなくて、2人っきりってところに意味があるのっ!」
「…」
う、うわぁぁ!!
あたし今めちゃめちゃ恥ずかしいこと言った!!
「2人っきりのところなんて、
いつでも連れてってやるよ」
達哉の低い声に、
胸がドキドキした。

