日曜日、あたしと麻里はカラオケボックスにいる。
「ぁ、きたきたー」
部屋に2人の男が入ってくる。
「こんにちはー!」
「うわっ! 2人とも可愛いじゃん!」
あたしは、合コンを普通にしてる。
ってか、他の学校にもあたしの名前は知られてるらしい。
だから、合コンのオファーなんてしょっちゅうだ。
「莉緒って彼氏いるべ」
「え、なんで知ってんのー?」
「んなの、誰でも知ってるって!」
達哉には…悪いと思ってる。
こんなの、浮気だしね。
だけど、あたしにとっては合コンは”暇つぶし”だから。
そんな言い訳を自分に言い聞かせている。

