「麻里、おはよー!」 「おはよ。春樹となんかあったの?」 わぉ、するどい。 「まぁ…ね。 でも、そこまでのことじゃないよ」 「そっか」 「ぁ、今日達哉と帰るんだ〜」 「まじでっ?!」 麻里は、いつもより目を輝かせた。 …そんなに驚いたの?? 「プレゼント、買った?」 「んーまだ。何買うかは決まってるんだけど…」 なかなか達哉に似合うものがないんだよね。 その日、麻里のテンションが異様に高いまま、 放課後を迎えた。