【完】7日間の恋





「はい。はい、わかりました」

「んじゃ、お願いね」


…カッコイイ。

たしかに、カッコイイ。

これは…皆が騒ぐ理由が、なんとなくわかった。



長身で、長い手足に、整った顔。

女の子はイチコロなんだろうな。



だけど…そんなことより、

あたしが一番最初に思った事は…



どこかで…見た事があるような気がしてしかたなかった。




あのスラッとした長身、

長い手足、

綺麗な顔…。



「やばっ! こっちくるっ!」


麻里の声に、反応できずに、そこに立ち尽くしていた。

すると、職員室のドアがゆっくりと開く。

そして…



目が合った。