【完】7日間の恋





「麻里ー!! あの超絶イケメンまたきてる!!」


クラスの女の子が麻里に向かって叫ぶ。

麻里は、目を輝かして「まぁじでっ?!」と席を立ち上がった。


「莉緒!! 行くよ!!」

「はっ?!」


あたしは無理矢理麻里に手を引かれ、

職員室へと全力ダッシュ。


職員室に着けば、息を整えるのに必死だった。



「わぁ…」


そんなあたしとは逆に、

麻里は目をトロンとさせて、輝かしている。


そんなにカッコイイの…?



あたしもちょっとだけ気になり、

ドアの隙間から職員室の中をのぞいた。