「ぁ、莉緒顔赤! なになに、惚れちゃった?」

「バカじゃないの。
そんなわけないじゃん」

「ちぇっ」

「…光を好きになる人なんてさ、たくさんいるよ」

「…んなことない」


光…?

光は、少し冷たく言い放った。


「莉緒は、


自分が本気で好きな人、いるだろ?」



「…本気で、好きな人…?」

「? 彼氏、ちげぇの?」

「…そんなんじゃないよ」

「…そっか」


光は、「あーキレーだな、イルミネーション」なんて呟きながら歩く。


「…光は、クリスマスプレゼント、何もらったら嬉しい?」

「俺は…”永遠”かな」

「えいえん?」

「そ、”永遠”」

「…あげられないじゃん」

「バァカ。
”永遠”にもいろんな”永遠”があるんだよ」


いろんなって…

どんな??