翌日、学校に行けばガヤガヤと教室がうるさい。
なんかあったのかな…??
「ねぇ、どうしたのー?」
「ぁ、莉緒! あのね、今、職員室に超絶イケメンな男の人が来てんの!!」
「へぇ」
なぁんだ…。
そりゃ、芸能人とかだったらサインもらいに行くけど。
一般人でカッコイイ人なんて、
いっぱい
いるし。
「莉緒、達哉くんにあげるクリスマスプレゼント買った〜?」
「ぁ、まだ。今日買いに行くー!」
「一緒に行こうか?」
「ううん、一人で選んだ方が、達哉喜ぶでしょ?」
「うわっなにそれ〜っ!!」
クリスマスプレゼント──
なぜか、
脳裏に浮かんだのは、
光の嬉しそうな笑顔だった。