あなたが教えてくれた、

このキモチ。


でもね、


このキモチは…



「莉緒、今日遊ぼー」

「うんっ」


街の中を歩く。

そんで…


1年前と同じように…


「ぁ、すみませ…」

「…大丈夫ですか?」

「…は、はい」


ぶつかってしまった男の人は、優しく笑った。


「ナンパ、してもいいですか?」


その瞬間…あたしの頬に一筋の涙が…伝わった。