俺の仕事は基本
警備システムの解除だ。
システム操作部屋は
家でハッキング済みだから
迷うことなく向かう。
未琴は警備の目を俺から反らすために正面でわざと大胆に動いている。
『あった……』
ガチャ
そこには沢山のパソコンと監視カメラが写してる映像がでていた。
もちろん2、3だが人もいる。
だが俺には気付かない
まぁ基本中の基本だが
俺達忍者は気配を消せる。
そっと背後から近づいて
首の後ろに手刀をおとす。
『ふぅ……
さて、未琴の様子はっと』
おぉ……逃げてる逃げてる♪
面倒くさそうだな……
ピッ
「斗真!!あんたどうせ着いてるんでしょ!!
早くロック解除しなさいよ!!」
『分かったよ〜』
カタカタカタッ
『うーん……これか?』
カタカタ
『…………当たりだ…
ピッ
未琴、解いたぞ。
…………………出番だ』
「やっとね…」
モニター越しだか
未琴が笑った気がした。
