「えっ?」



「動画、生方と笑いながら何かしゃべってる伊織が、今まで見たことないくらい……」





 カワイカッタカラ



 なんて

 言い慣れない真也から

 真っ直ぐに言われたから……





「……」





 反応に困る。





「アレは、演技なんてしてないよね?」





 じぃ、とあたしを射る眼差しと

 彼の指摘に、頷くと

 真也も確認するように頷いた。





「伊織には、生方が合ってると思う」





 そう言ったきり、フィっと

 明の隣に行ってしまう。





「……」





 明が、真也のことを好きになった理由みたいなものが少しわかった気がした。





 ……て言うか

 初めて真也が、こんなに活字量

 しゃべった所見たよ!!