気持ち、いい……。





「……く、が?」




 もっと

 欲しい……





「伊織、もう?」






 久我の意地悪な声と

 熱い吐息。



 彼には

 あたしの欲しいものが

 手に取るようにわかるから……





「……ンンっ」





 我慢できない



 彼の意地悪な眼差しに





「……ンっ、……ぁ」





 理性を吹き飛ばして

 瞳で、声で、全身で、おねだりする。





 お願い、もう……



 限界





「……っ!!」





 久我で

 いっぱいに満たされたい。





「伊織?」



「お願、い……、も……」





 我慢できない……





「……伊織」





 ジラすだけジラして

 さっきのお仕置きのように





「……ぃ、あぁっ!!」





 あたしが一番狂う角度で

 満たしてくるから





 もう

 前後不覚



 真っ白に翔ぶまで

 久我を

 感じ続けた。