著しい業務の改善と効率化

 売上率のアップとコスト削減を条件に

 企画補佐として

 比較的人件費の安い高校卒業生を

 1人入れてもらうことになった。



 それがアタシだった。



 テスト期間は最低でも3年



 その間に

 条件をクリアしていくこと

 後は、業績しだいでもう1人

 補佐をつけてもらえる

 話になっているらしい。



 人材が若い女の子

 3年と言う長いテストパターン



 ネックになってくるのが

 補佐の女の子の能力と

 プライベート問題で



 個人の能力のレベル

 人間関係・イジメ・家庭環境

 恋愛問題、そして結婚・妊娠etc…で

 3年も持たないケースが出てしまうと

 企画部の死活問題になり



 せっかくの提案が

 ゼロになってしまう。



 色々悩んだ挙句

 教えるのが一番丁寧で

 なおかつ

 恋愛感情が生まれにくいであろう

 印南先輩が

 アタシの担当になったらしい。





「5年はいてもらえると、次の補佐を育てるのも自動的にお前にやってもらえて、どんどん業務が改善されていく予定だったんだ」