「……」
アタシは、観念して頷いた。
心理テストだったから
と言うのではなく
こんなにも無意識に
頭の中に印南先輩が浮かぶなんて
もう
自分に言い訳出来ないよ……。
「……」
アタシ、印南先輩のこと
本当に
好きになっちゃったんだな……。
そう思うだけで
顔が熱くなってしまう。
「どうしよう……」
先輩に
ご迷惑かけている身なのに。
「どうしようもないでしょ? 好きになっちゃったもんは、さっき言ったように、告白して振られるか、彼女になるか、あきらめるかだよ?」
3択しかないのかな?
それなら
あきらめる?
「……」
あきらめられる?
「あきらめるは却下ね、亜美のせっかくの初恋なんだから!」
うっ……。