「……」





 いくらなんでも

 ちょっと笑い過ぎです!



 なんかもう、恥ずかしいやら

 居心地悪いやら……。



 なかなか笑いが収まらない

 先輩の隣で

 回るお寿司とパネルをチラ見してると



 向かいのカウンターの人が

 回っているお皿から

 一つ取っているのも見えた。



 あっ

 取っても大丈夫なんだ?





「あ~っ、久々にマジで笑ったぁ~っ!!」





 もう先輩

 笑い過ぎて涙目になってるし





「アタシあんまり外食とかしたことなかったから、……ヘンなこと言いましたかね?」





 自分で思っていたより

 ショボンとした声でアタシが聞くと



 印南先輩は

 ちょっと真面目な顔に戻って

 なだめるように

 ポンポンとアタシの背中の叩いて





「イヤ、そう言うんじゃなくて……、ただツボに入ったって言うかぁ~」



「……?」