「いえ、お仕事は、優しく丁寧に教えてくれます」





 むしろ他の人より

 細かいと言うかきちんとしている。





「オレ企画の研修ん時、メチャクチャ怖かったんだけど?」





 みんなと言うか

 主に営業部の人達が

 先輩のことを知っている感じだった。





「……」





 それにしても

 みんなと印象が

 全く違うのはなんでだろう?



 困って、枝野くんを見ると

 肩をすくめて言ってくれた。





「印南さんシャイだからな、営業部の研修の時気張り過ぎたんだと思う」





 あぁ、確かに

 印南先輩って照れたり恥ずかしい時

 言い方荒くなるかも。



 枝野くんよく知ってるなぁ





「それに千川の場合、カッコ良くて素敵は、仕事が出来るって意味じゃね?」





 あっ!





「そ、そうです、それなんです!」





 アタシは、思いっきり何度も頷いて

 みんなを見た。





「なんだぁ、ビックリしたよ~」