このタフさはどこから来てるんだろう?

 やっぱ、温泉+美味しい食事なのかな?





「伊織先輩、相談したいことがあるんですけど、今度一緒に飲んでくれます?」



「え? 遙花がめずらしいね、いいよ?」



「やったぁ!! 絶対ですよ?」



「なぁに、急に元気になって」





 とりあえず

 生方の株上げ情報を

 さりげなく入れてあげようかな?





「ふふふ、内緒でーす♪」



「アヤシイなぁ」



「そろそろあがりますか? 由木先輩待ってますよ?」



「あぁ、そうだった!! ハラへらして待ってるや」





 わたし達は

 あわてて露天風呂から上がった。





「寝る前に、もう1回入りに来ようっと」



「いいね、その方がぐっすり寝れそう」





 浴衣に着替えて

 脱衣場から廊下へ出ると





「2人とも遅い!! ハラへってコーヒー牛乳2本も飲んじゃったよ~」





 予想通りの由木さんに

 わたし達は顔を見合わせて笑った。