家の前には

先生が立っていた。


「大丈夫か?」

「うん。それより、先生寒かったでしょ…??」

「ちょっとだけな」


……嘘つき。

鼻真っ赤になってるし、

バレバレだよ…。


「先生、早く行こ…」

「あぁ」


早く家から離れたかった。


車の中で

わたしは封筒を開いた。

よく見ると、

手紙が一枚入っていた。