振り向くと そこには この間、廊下で ぶつかってしまった 先輩がいた。 「やっぱり、合ってた。…覚えてる?」 「あ、はい。覚えてますっ」 「良かったら 話そうよ。授業サボっちゃお?」 「えっ!!」 強引に腕を引っ張られる。 1時間目は 島崎先生の授業なんだけど… 断ることができないわたしは 渋々 先輩の後を ついていった。