「行こう、桜」 「うんっ」 「あ、そうだ。桜。勉強頑張ってるか?」 「うん、頑張ってるよ」 「えらいじゃん」 そう言って 頭をくしゃっと 撫でてくれた。 隣を見ると 結菜が笑っている。 嬉しくて 涙が出そうになった。