「これは法律に関わってくる。間中さんは、まだ未成年だから島崎くんが罰せられるんだ」 「お願いしますっ」 「そうは言っても…」 「間中、もういいから」 先生が 横から口を挟む。 わたしは 俊也先輩を見た。 また、あの表情…。 苦しそうな、 辛そうな…。 俊也先輩がこっちを見て 目が合った。 「……校長先生」 俊也先輩が 口を開いた。