私の旦那は俺様王子

-出発の日

「真姫。時間だ。」

結局奏斗とは
忙しくて話す時間がなかった

私の気持ちには
決心がついている

「奏斗。
私フランスに行かない。」
「えっ??」

とても悩んで決めたことだった

「真姫。
いかないってどういうことだ。」
「そのまんまの意味よ。
ごめんなさい。
本当は、奏斗のそばにずっと居たいの。
でも、いろいろ考えた末
私なりの考えにたどり着いたの。」

奏斗は
困った顔をして
私を見てきた

「本当にいかないのか??」