わたしね実は病人なんだ・・・。

生まれて・・・幼稚園行って・・・小学校も行って・・・

やっとこれからだ!!って思った中学校入学と同時に

私の病魔は産声をあげてしまった。




「凛菜ちゃーん!!」

こんな看護婦さんの声なんてもう聞きたくないよ。

「凛菜ちゃん!!ってば!!」

イヤだけどもうかれこれ4年間聞いてきた声だから

もうお母さんの声よりも聞き慣れてる・・・。

まぁ~目が覚めたら病院なんていう環境にも

もう慣れっこだけどね。

私はいつもやっているように

今起きましたってかんじをよそおって

目を覚ましたふりをした。

「お・・・おはようございます・・・南先生・・・。」

なんか南先生・・・・

私が目覚めた時のその笑みやめてくださいよ・・・。

なんか何気に怖いですから。

「凛菜ちゃん!!体温測るよ~!!」

体温なんて測ったところでどうにかなるっていう

話でもないこと私が一番知ってるよ。


いまでは私も病気のことしっかり分かってるつもり。

だってそうでもしないと逆に自分がダメになりそうなの

わかってたから・・・。