契約彼氏


「お前は俺のことを
最低な人間 だと言った。
それに
確かにひどいことをした。
でも…お前も
人のこと言えねぇだろ?」

「確かに。
だから…
昨日別れたんだ。
こんな偽りの関係続けたくなくてよ。
最初は、続けるつもりだった。だけど、
陽菜に、
何もしてやってねぇ。
って気づいた。

俺は…陽菜が好きだ。
好きだからこそ…
好きなやつには
幸せになってもらいたい。
そういうもんだろ?」

隼人は何も答えなかった。