だから俺は…

陽菜からできるだけ
離れようと考えた。

今俺が、
陽菜を
幸せにしてやることは
できない。

じゃなくて…

自信がない。

だから…

ごめん、陽菜。

幼馴染み以上は
こえられない。

だから
中澤と幸せになれよ。


「陽菜…今日は
もう帰っていいよ」

「どうして?」

「なんか…
気分悪いし…」

気分が悪いなんて嘘。

「じゃぁ、私が看病するよ!!」

「いや、陽菜にうつったら困るから」

「わかった。
また明日ね」

「悪い。
じゃあな」

あいつ家帰って泣くんだろうな…。