翔side

なんだか俺おかしいんだよ。

最近。

甘いんだよな…多分…溺れてるから


都会の星よりここの丘のほうがきれいだと思った


まぁ、それは、
好きな人が隣にいるのも
あるからなのかもしれないけど。

恋愛は、ゲーム……

だとか思ってた。

俺たちのゲームの
始まりは契約からだったからさ。

あんとき、断られてたら
俺と陽菜は出会いだけで
終わってしまってた。

「ねぇ…翔…

ありがとねっ」

「………(笑)
陽菜って、
よく見ると可愛いな」

「っやめてよ///
そんなに見ないでっ//」

「じゃあ見ねぇよっ」

「えっ見てよっ!」

「どっちだよ(笑)」

俺の意地悪に
まんまと引っ掛かる
陽菜が…好き。

「翔…好きっ」

だから、
また意地悪したくなっちゃうんだよ?


「知ってるよ」


俺の全てをかけて
君を愛す。


俺は、陽菜を包んだ。

そして

2人誓いあったこの丘で………


「……愛してる」


そう呟いて、
俺なりに精一杯優しく
唇を重ねた。


Fin...