契約彼氏


「え、それはどういう…キャッ」


翔が軽々に私を持ち上げ寝室に向かった。


「ちょっ!嫌だって!!」

「いや…?」

「あ、いや…その…


まだそういう年頃じゃないじゃん…??」


「なにいってんだよ。

もう高校生だぜ??

普通のカップルなら、もうヤッてるって」


ヤッてる…??


「この…ドスケベ!!」


「うるせぇな。生まれつきだよ。」


冷静に言わないでよ!!もう!


「あのさ、まず一緒に暮らしててさ、

好きな女に手出すな
なんて無理だっつーの…

もう我慢の限界。

ここまで我慢してきた俺を
誉めてやりてぇぐらいだ。

お前に拒否権なーし」

「なっ!ヤッ…しょ…」


「フッ…」

ニヤッって笑って見せて
甘い声でそう言うんだ。


「……愛してるよ。


はるな…………………」

「私もだよ」

そして、私たちは1つになった。