契約彼氏


「だからなんだよ」

「え??」

「ゲームオーバ??

そんなことさせねぇよ。」

あなたは何を言ってるの。

「だから、このリングは返すね。」

そういって翔から離れた。

そして、私は冷たく言った。

「あー。疲れた。

翔は、ひどいよね。

嘘つきだよね。

だから、嫌いになっちゃった。

つまり………別れてっていってんの」

「じゃあ、何で…泣いてんだよ」

涙は消えているはず…。

「………言っただろ。





離さないって。」

「アヤと仲良くしてたじゃん!!

私なんていらないくせに!!

そのネックレスだって、捨てようと思ってたんでしょ!?

アヤを求めてたんでしょ!?」

「何だよ、それ!!

俺はお前しか愛さない。

お前しか本気で愛したことなんてない!!」

嘘ばっかり。

もうやめてよ。

早く私を捨ててよ。