陽菜side

あ~もう…こんなにぷくっとした
自分を見るのは初めて。

まず翔はポッチャリした私を嫌いになってないかとか……

一応ウエストは前みたいに戻ったんだけど…

顔の大きさは変わらない…。

もう、やだ。

明日学校なのに…



「………ポッチャリした陽菜も、照れてる陽菜も、全部が好きだからよ」

「………」

みるみる顔が染まっていくことは自分でもわかった。

「明日までに痩せてやる」

「いや、それは無理だ」

無理だとわかっていても、翔にふさわしい女になりたいから。

なんで、あんなカッコいい人が
ポッチャリで、地味で、ブスなやつと隣を歩いてるんだよ

とか、思われたくないもん!!