「てか、どこまでやったの?お前ら」
「どこまでって……」
またもや、隼人のお袋が
「ええ?」
「え?」
皆の声が重なる。
「私、てっきり隼人と、陽菜が…」
「ちげぇから(笑)
ふられたわけよ(笑)」
「あ、いや…」
慌てる陽菜。
「陽菜はずっと、隼人が好きだったんすよ」
俺はさりげなく話に参加した。
「え、そうなの!?」
「ま、今は俺一筋っすけど」
「ちょ!!」
「頑張りなさいよ!!
隼人は残念ね。
まぁ、知ってたけどね。
隼人が陽菜を好きだってことは昔から」
「え!?」
隼人が大きな声で驚いた。
「だって、顔は真っ赤になるし、陽菜の話ばっかりするし
それに、5才でプロポーズ(笑)」
「お、お前…………先にプロポーズすんな!!」
「落ち着いて、落ち着いて。
俺だって覚えてないから」
「私、覚えてる。
あのときからずっと隼人が好きだったんだから!!」
「あのとき気づいてればな…今頃、俺と陽菜は…」
「おい、覚えとけよ?」
「まぁまぁ…」

