「じゃあまた」

「バイバイ!!」

少しだけ話して家に向かった。

「遅かったね」

陽菜が心配してパタパタスリッパの音をならし、走ってきた。

「おう」

なんだか、やばい。

何で、こんなに、冷たくしちゃうんだろう…

「ごめん。別れるとか言わないで??」

「言わねぇよ」

陽菜の顔がパァとはれる。

「良かった!!」

その笑顔反則だって。

好きすぎてわかんなくなっちまってるじゃねぇかよ。

「飯、何??」

「ハンバーグ!!」

「らっきぃ。」

まじかよ。

ハンバーグだなんて…俺きげんなおっちゃうわ。

まじ、調子狂う。