「遊びなわけねぇだろ。ちげぇよ。」
正直腹が立った。
確かに誰も本気で愛したことないし、
もちろん、手だって出したことない。
俺の顔が目当てで、俺の中身を見てくれないやつなんて
嫌いだった。
だから、めんどくさいから適当に振る舞って。
それでも、告白してくるやつ。
そいつとは、付き合った。
それが、目の前にいるアヤだ。
二年前
『ねぇ、やっぱり私、諦めれない!!』
『知らない』
『わ…私のことを好きになんなくていい!!
嘘でもいいから、付き合わない??』
『いいよ。でも、知らないから。
泣くぜ?あんた
見ての通り俺冷たいし』
『うん、わかった。』
『それに、俺は誰も本気で愛さない。
もちろん、あんたも。
それだけは、覚えておけ』
そういうと、すごく喜んで
カッコいい~っていうあんたが
嫌いだ。

