「何回も言わせんな。
そんな可愛いことばかりしてたら…」
陽菜に対してはあんま言わない。
俺が心ん中思ってるだけなんだけどさ…(笑)
「あ~UFOだぁぁ」
陽菜が遮りやがった。
今時なぜUFOなんだ。
「いいね!!陽菜は…」
「どこが…」
「完璧だから。私には無いものをたくさん持ってる。
だから…私…」
「なにいってんの??」
陽菜は優しく美希ちゃんを抱き締めた。
「美希に無いものを私がたくさん持ってるって??」
「うん!!だって…隼人だって中澤くんだって…」
「それは…違う」
違う??
「勝手に美希か思ってるだけ。
美希は…自分に足りない部分があるっていったよね??」
「可愛くないし…陽菜みたいに…」
「違うよ。もう悩まなくていいんだよ??
私は何されようが美希が好きだし、美希は弱いから守ってあげたい」
守ってあげたい…って…お前が守れるかっつーの。
お前だって弱いんだから。
美希ちゃんを守ってあげろよ。
隼人。
俺はぜってぇ陽菜を守ってやるから。