契約彼氏


陽菜side

私…自分で何いってるかわかんない。

ただ頭に浮かんだ言葉を並べてるだけ。

「ハハ…
遅かったんだね。
もう陽菜の目には
中澤しかうつってないから。
早く気づけば…
陽菜は…俺のもんだったのにな…」

「……隼人…」

「おめでとう」

「ありがとう…」

「長年の恋終わっちゃったな…
じゃあ…可愛い女見つけないとな!!」

だって…それは…
私のためだって…
痛いほどわかってるから

それに、それは
あなたの不器用なりの
優しさだから。

「じゃあ…幼馴染みで」

「うん…」

「じゃあ…俺行くわ!!
あ、翔!!また正月に(笑)」

「おう!」

陽菜は何がなんだかわからなさそうだけど
あれ?いってなかったっけかな?