好きな人はお兄ちゃん!



え?何事?


どうやら美季もわからないみたいで2人で顔を見合わせた


今、せっかく喜びで胸がいっぱいなのに…
まぁ、よくわからないから無視しておこうと思ったその時‐…





朝から会いたくて、大好きで、愛しい人の声が後ろから聞こえた



「春奈、おはよ」



この声…顔を見なくても分かる
私より低くて安心できるその声はお兄ちゃん。



私は嬉しくなってお兄ちゃんの方に振り返った