【完】そこを右に曲がると、~少女館、そこは闇持つ少女の集う場所~




----チュン、チュン


可愛い小鳥のさえずりが聞こえる中、私は目を覚ました。


あれ?何か今の少女マンガに出てきそうなセリフじゃない!?

キャアァアァ!私ってば!もう!


「ご飯できたわよ~」


私が一人で騒いでいると、下からママの声が聞こえた。

そうだ!今日はバレンタイン!!


「二人とも喜んでくれるかな~??」


私は少し不安に思ったけれど、大丈夫!、と自分に暗示をかけ下に向かった。