私が顔を上げ、前を向いたときだった。
さっきまでは無かったはずの看板と、曲がり角があった。
・・・おかしい。さっきまではこんなもの無かったのに。
私はまたこの光景に違和感を覚えたが、私は看板に恐る恐る近づいた。
"When I turn to the right at there,"
"そこを右に曲がると、"
看板にはこう書いてあった。
私は本能か何かで、見てはいけない、と思ったが私も人間。
好奇心を抑えられなくて、私は看板の言う通りにして、森のついさっきまで無かった曲がり角を右に曲がってしまった。


