「本当ですか!?ありがとうございます!!!」


きっと今臨音さんは、満面の笑みで喜んでいるだろうな~、と思うほど喜んだ声で言った。


「では、そのまま次の少女へとお進みくださいね!」


臨音さんはそう言うといきなり



----ボンッ!


という音がした。

使用人少女が居たガラスケースを見ると、少女は居なくなって代わりに【売却済み】という札が出てきた。


私は特に気にもせず、次の少女へと進んでいった。







・・・まさかこのとき、臨音さんが不気味に笑っていることなど気づきもしないで。