「旦那様!起きてください!!」


チュン、チュン、と小鳥のさえずりが聞こえる中、私は旦那様を起こした。


「や、やぁ、君か。おはよう」


「おはようございます!旦那様!」


寝ぼけた口調で言う旦那様に、私は笑顔であいさつした。


「もう既に、他の使用人と作った食事が出来ています」


「そうか、では着替えたら行こう。
お前は先に行って構わんぞ」


「では、お言葉に甘えて」


私は一礼し、部屋を出た。