すると、再び残念そうな声で答えた。


「そうですか。いや~やっぱり買ってもらえないと残念ですね」


「それはすみませんね」


私は少し嫌味っぽく言ってやった。


「いえいえ、構いません。
では、次の少女へどうぞ。次の少女は気に入ると思いますよ?」


と、臨音さんが言ったので私はそのまま次のガラスケースへと向かった。