するとリンネは、一瞬驚いた顔を見せた後直ぐにまた微笑み私に言った。


「今はその質問に答えることは出来ないけど・・・。でも、私が言わなくても結香ちゃんならきっと。直に分かるよ」


そう言うと、レジが置いてあるカウンターに腰を下ろし、レジ打ちを始めた。


「何よそれ・・・。一体どういうこと?」


直に分かるって言われても・・・。

そんなこと言われると、何故か恐ろしくなってくる。


この恐怖が、何処から来るものなのか分からないけど。


私が再びリンネに尋ねると、リンネは答えた。


「その言葉の通りだよ。直に分かるから・・・。

さてと、結香ちゃんが買ったのは"使用人少女"と"人形少女(?)"だったよね?」


何か流された気もするけど、ここは取り合えず答えておくことにした。


「そうだけど・・・。ねぇ、本当にお金は取らないわよね?」


私は本当にお金は持っていなかったから、正直不安だった。


「大丈夫。"お金は"取らないよ」


「そう・・・」


その言葉を聞いて、正直ホッとした。