----ガチャ


リンネは、少女達がいた部屋のドアを開け、別の部屋に私を連れて行った。


その部屋には、"Accounts""お会計"と書かれたカードがぶら下がっていた。

部屋を見渡すと、さっきの部屋とは違い、少しだけ明るくなっていることに少し安心した。


相変わらず不気味なのは変わらないけど。


すると、リンネはずっと背を向けていた体を私の方に向け、微笑んだ。


・・・今の私には、この笑みがどうしても悪魔の笑みに見えてしまう。



「さてと。お会計を済ませようか?」


私はお会計を済ませる前にどうしても尋ねておきたいことがあった。

さっきは、誤魔化されてしまったけど。


私は意を決しって尋ねてみた。





「・・・ねぇ、リンネ。最後の少女って、もしかして私達のこと?」