「これで、全ての少女の訳は終わったよ。さぁ、結香ちゃん?お会計に向かいましょ?」


そういいながら、リンネは私の横で笑っていた。



ちょっと、待ってよ・・・。


あまりにも似すぎていない?



この少女に出てきた、女の人と道に迷った少女が・・・。


「どうしたの?顔が青ざめてるよ」


リンネは、私の表情に気づいたのか声をかけてきた。


私は、思い切ってリンネに尋ねてみた。


「ねぇ・・・。この少女の話って・・・。私たちじゃ・・・」


「もうこれで全ての少女の話が終わったんだから、お会計にしよ?」


リンネは、私の言葉を遮って答えた。


?リンネが何も言わないってことは、あの少女はただの別人?


「分かった・・・」


私は、あまりにも似すぎていることに不信感を抱きつつも、リンネの言われるがままにお会計へと向かった。