「ほう。引き受けてくれるのか」


・・・やっぱりこの老婆は不思議だ。


どうして私の考えがこうも簡単に分かってしまうんだろう?


「じゃあ、説明をしようかの。集めた10体の少女は、わしの建てた【少女館】というところに飾って欲しい。ほら、丁度そこに森があるじゃろ?そこの森に曲がり角がある。そこを右に曲がればいい」


森に曲がり角?

そんなこと、初めて知った。


「まぁまぁ、そんなに気にすることではない。お主は、わしの頼みを聞いてくれればいい」


気にすることはないって・・・。


「少女の集め方は自由だ。・・・でも、その前に。その体じゃ、ろくに集めることが出来んじゃろ。まずは、お主の体を人間にしてやろう」


人間に!?

そうすれば、話すことも出来るの!?


「あぁ、出来る。じゃあ、今から始めるから目を瞑っておれ」


私は老婆に言われたとおりに目を瞑った、その直後にあたりが急に眩い光に包まれた。