「如何でしたか?この少女の重すぎる愛の結末は・・・」


"重い"


確かに、この子の愛を一言で言うのならば、"重い"なのかもしれない。

・・・でも、この愛がこの子の中で精一杯の愛情だったんだと思う。


流石に、これはやり過ぎだと思うけど。



ハハ。どうしたんだろう。

たくさんの少女を見ていくうちに、私の心にここにいる少女達に同情心みたいなものが芽生えてしまったのかもしれない。


それでも・・・。なんか、ここにいる少女達が可哀相に思えるの。


「・・・もしも、結香様が同情心でこの少女を買うと仰るならば、私はお断りします」


「どうして?」


今まで臨音さんは、買ってください、と言わんばかりに話してきたのに。

どうして、この子だけ?


「この少女の愛は、普通の愛とは違う。重い上に、狂ってる。・・・そんな少女を、同情心で買っても・・・。この少女の重い愛を受け入れることが出来ますか?」