お嬢様の悩み





「立てるか?」

「…腰抜けちゃったかも」

「俺につかまれ」

「えっ…ちょっとまっ…」



翔太はあたしをお姫様だっこした。


こんなの恥ずかしすぎるよ…。



「おろしてよ!」

「暴れたら落ちるぞっ!」

「っ!!…わかったわよ」



あたしは言われるがまま翔太にしがみついた。



カチャッ



「華音!?どうしたの?」

「変な奴らに絡まれて腰抜けたらしい」

「大丈夫かいな〜華音ちゃん!」

「大丈夫。なにもされてないから」



翔太はイスにゆっくり座らせてくれた。


どれだけ優しいのよ…。