お嬢様の悩み






あたしは部屋にこもり考えた。


あたしが翔太を好き?


そんな訳ないよ。


確かにあいつは普通の男よりかっこいい。


後ろ姿にときめいたのも事実。


だけど別に好きではない。


でも涙の理由はわからない。


好きになっちゃダメだから幼い頃に恋心なんて捨てた。


だから好きになるはずない。


ベッドに横になった途端、部屋がノックされた。



「お嬢様、食事の用意ができました」

「……今日は食べないわ」

「お体の調子でも悪いのですか?」

「いいえ、疲れてるから眠りたいの…」

「わかりました…」



じっくり考えたい。


しっかり答えを見つけたい。


その思いを胸にあたしは眠りについた