お嬢様の悩み





「ほんとに心配したんだからな…」

「ごめんなさい…」

「辛い想いさせたな…。ほんとにごめん」



翔太の声が震えてた。


あたしは何も言えなかった…。



「俺、遊ばれてても何にしても華音が華音なら、それでいいんだ。俺はお前が好きなんだよ」



そういって抱き締める翔太がすごく小さく思えた。


あたしばっかりが好きだと思っていた。


違ったのかな…。


翔太は抱き締めていた腕を離して何かを差し出してきた。



「これ…」



手には長方形の箱。


あたしにだと渡してきて中を開けた。


入っていたのはネックレス。


綺麗に輝く石が高価な物だと訴える。



「どうしたの…これ」

「バイト代で買ったんだ」

「バイトって…」

「コンビニだけじゃ買えないから掛け持ちしてた」



全てが繋がった…。


最近翔太が忙しかったのもカレンさんが現れたのも…。


これを買うためにバイト多くして…。


あたしの為だったんだね。